お風呂掃除を頼むと落とす汚れ
合同会社JAOが浴室の掃除で挙げているのは、水垢と石けんかすのこびりつき、天井や壁のカビ、それに見落としがちな鏡やドア、シャワーヘッドです。汚れの種類ごとに、どこに付きやすいかを整理しました。写真はイメージです。

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ドアと鏡、シャワーヘッド
浴室のドアは、下の通気口(ルーバー)や枠のすき間にほこりと湯気が重なり、黒ずみがたまります。JAOの案内でも、意外に汚れている場所として鏡、ドア、シャワーヘッドの3つを名指ししています。毎日目に入るのに、ふだんの掃除では後回しになりやすい場所です。

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天井と壁のカビ
浴室のカビは黒だけでなく、紫やピンクのものもあります。LIXILの取扱説明書は、カビを温度・水分・栄養源がそろうと出てくる微生物と説明し、栄養源の例に石けんかす、湯あか、人のあかを挙げています。天井や壁の高い所は手が届きにくく、拭いただけではカビは死なない、というのも同じ説明書の注意です。
床と壁に残る白いざらつき
触るとざらざらする白い膜が水垢で、もとは水道水のケイ酸やカルシウムです。それが少しずつ重なって厚くなります。もうひとつの石けんかす(カルシウム石けん)は、石けん分や皮脂が水道水の金属成分と反応してでき、床やドア、鏡に付きます。LIXILの説明書はこの2つを別の汚れとして分けています。JAOが個人では落としにくい汚れとして挙げているのも、この水垢と石けんかすです。
エプロンの内側
エプロンは、浴槽の側面をおおっている化粧パネルのことです。外すと浴槽の下の床と壁が出てきますが、ここは湯気と石けんかすが流れ込んだまま乾きにくい場所です。JAOの浴室のメニューには、このエプロン内部の掃除が入っています。

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外すと見えてくる浴槽の下
LIXILの取扱説明書では、浴槽の下はエプロンを外して掃除する場所として扱われています。浴室用の中性洗剤をかけて2〜3分おき、カビがあればカビ取り剤を使い、排水口のまわりにたまったごみを取る、という手順です。ふだんの掃除のついでに済ませるには、手間のかかる作業です。
外すなら浴槽が空のときに
ご自分で外す場合、LIXILは浴槽にお湯や水が入っていない状態で取り外しと取り付けをするよう書いています。浴槽の下には突起があってけがをするおそれがあるため、腕の出ない服を着てゴム手袋をはめ、すき間に直接腕や手を入れないことも同じ説明書の注意です。
比較サイトでは「簡易清掃」の扱いも
民間の比較サイトのミツモアは、浴室クリーニングの相場に含まれる作業として、エプロン内を「簡易清掃」と書いています。エプロン内の高圧洗浄は別のオプション(3,000〜4,000円)です。見積もりを比べるときは、エプロンの内側をどこまで洗うのかも確かめてください。
塩素系と酸性を同じ日に使わない(浴室で起きたこと)
国民生活センターは2026年3月、住宅用の塩素系洗浄剤を酸性の洗浄剤などと一緒に使うと有害な塩素ガスが出るとして、改めて注意を呼びかけました。同センターが引いている厚生労働省の報告でも、家庭用品で起きた吸入事故などの原因を2021〜2024年度で見ると、最も多かったのは住宅用・家具用の洗浄剤でした。
風呂掃除の途中に届いた相談
国民生活センターが紹介している相談のひとつは、お風呂を洗っていたときの出来事です。塩素系の洗浄剤と、クエン酸入りの製品を同じタイミングで使ったところ、喉がひどくイガイガし、頭痛もしたといいます。カビ取り剤のあとに水垢落としを使えば、ちょうどこの組み合わせになります。
浴室で両方を吹きかけたテスト
国民生活センターがスプレー式の塩素系と酸性の洗浄剤を浴室で一緒に使ったテストでは、数分後に浴室内の塩素ガス濃度が16ppmを上回りました。
排水口に残る前の洗剤
同じ発表では、塩素系の洗浄剤を使ったあとに流す水が足りないと、排水口の中の排水トラップ(においを止めるため水をためている部分)に洗浄剤が残ったと報告しています。混ぜたつもりがなくても、前に使った洗剤と後から流した洗剤が出会うことがあります。塩素系を使うときはほかの洗剤と重ねず、十分に換気し、手袋などの保護具を身に着けるよう同センターは勧めています。
ガスを吸い込んでしまったら
国民生活センターは、洗浄剤を使い終えたら水をたっぷり流し、別の洗浄剤を続けざまに使うのは避けるよう勧めています。においで異変に気づいたら、まず浴室から出てください。ガスを吸ってしまったときは医師に相談するよう、同センターは書いています。トイレや洗面所の掃除でも同じ組み合わせが起こりえます。
カビを育てない入浴後の一手間
大田区は、カビが増える条件として三つを挙げています。20〜35℃の温度、60%以上の湿度、そして手あかやほこりのような栄養分です。お風呂上がりの浴室は三つともそろった状態なので、そのうちひとつでも崩してから出るのがこつです。
最後に入った人がシャワーで流す
LIXILの説明書は、その日の最後に入浴した人が、シャワーで石けんかすや皮脂、あかを洗い流すよう勧めています。カビの栄養源をその日のうちに流しておく、という考え方です。
換気扇は上がったあとも回しておく
入浴後は浴室の換気扇を回しておくよう、LIXILも大田区も案内しています。大田区は自然換気なら2時間程度を目安に挙げています。換気扇を止めてドアを閉め切ると、湿気が残ったまま朝を迎えます。
高い所のカビ取りは直接吹きかけない
天井や壁の上のほうには、カビ取り剤を直接噴きつけないでください。LIXILは肩より上への直接のスプレーを避け、ゴム手袋・マスク・保護メガネを身に着けて作業するよう書いています。長く置きっぱなしにすると変色やゴム部品の劣化につながるため、時間をおきすぎないことも同じ注意です。
鏡には歯ブラシを使わない
鏡の白いうろこ汚れが気になっても、歯ブラシでこするのは避けてください。LIXILの説明書に、鏡には歯ブラシを使わないよう書かれています。茨木市の水道水の硬さと水垢の関係は、洗面台クリーニングのページで取り上げています。
料金と時間の目安
浴室
14,000円(税込)プロパンガスを使っているお宅
+3,000円(税込)
風呂釜も同じ日に頼む場合のセット料金とプロパンガスの扱いは、風呂釜洗浄のページで詳しく紹介しています。
ほかの業者の金額を知りたいときは、民間の比較サイトによる目安が参考になります。ミツモアの浴室クリーニングは12,600〜15,000円、くらしのマーケットのお風呂(浴室)は1か所11,000〜16,000円です。税込と税抜のどちらなのか、両サイトとも記載がありません。作業時間は、ミツモアの相場表が2〜3時間を目安としています。JAOとしての作業時間は、浴室の広さと汚れ方をお聞きしたうえで、金額と一緒にお知らせします。
